表題番号:2018B-206
        日付:2019/04/02
    
研究課題濡れ性制御近接昇華法によるカルコゲン化合物微細構造作製と太陽電池構造への応用
    | 研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
|---|---|---|---|
| (代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 教授 | 小林 正和 | 
- 研究成果概要
 近接昇華法を用いてMo/quartz基板上にソース温度を変化させてCu2Te膜と二段階目のCuGaTe2膜の作製を行い、それぞれの膜厚に与える影響を探査した。また、1段階目のCu2Te中間層の膜厚を一定とし、2段階目のCu2TeとGa2Te3の混合粉末原料の重量を変化させることでCu-Ga-Te膜の形成相にどのような影響を与えるか探査した。ソース温度を上げて作製することにより、太陽電池応用に向けて必要な膜厚1μmのCuGaTe2の作製に成功した。また、二段階目のCu2TeとGa2Te3の混合粉末原料の重量を変化させることで堆積物のGa2Te3のモル分率が変化し、Cu-Ga-Te膜の形成相の種類や量が変化することが明らかとなった。