表題番号:2018B-197 日付:2019/03/29
研究課題ナノ構造体における光電磁場の可視化と電気磁気双極子相互作用による光学特性制御
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 井村 考平
研究成果概要
 金属ナノ構造体では,プラズモン共鳴により光電場とともに光磁場を増強する。光と物質の相互作用は,通常,光電場と電気双極子を基礎に理解される。増強磁場では,光磁場と磁気双極子の「相互作用が顕在化する。を本研究では,物質と光電場・光磁場との相互作用を可視化し,ナノ構造における光磁場応答の増大機構を解明することを目的とした。また,電気双極子と磁気双極子の相互作用を利用し,従来の枠組みを超える新しい光応答制御法を実現することを目的とした。これらの目的を実現するために,金属ナノプレートに励起されるプラズモンと希土類元素の磁気双極子遷移の相互作用を研究した。その結果,磁気双極子モードが局在励起されることを強く示唆される結果が得られた。