表題番号:2018B-151 日付:2019/04/10
研究課題滞空時間と自重免荷の操作によるスプリント競技を対象とした推進力向上方法の解明
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 上杉 繁
(連携研究者) スポーツ科学学術院 教授 川上 泰雄
研究成果概要

陸上競技におけるスプリント技能向上のため,動作構築の手掛かりを支援するための自重免荷ツールを先に考案した.ツール体験の結果,地面反力の水平成分がより大きくなるような接地動作が促される様子が観察された.本研究では,この影響要因として走行姿勢に着目し,走行中に安定的に操作した姿勢を体験することによる,スプリント走への影響を調査するための実験装置を開発することとした.そこで,独自の胸部・腰部用装具を開発し,各装具を独立に移動させることで牽引位置を調整可能とした.そして,自走式トレッドミルと組み合わせることで,連続走行中の体験者の姿勢を安定的に変更できることを確認した.