表題番号:2018B-135 日付:2019/04/08
研究課題コスト競争力強化のための機器リユースを考慮したリーンオートメーション設計手法
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 教授 高田 祥三
研究成果概要

 近年、変化に対して柔軟に対応できる自動化ラインが求められている。これに関して、最近提案されたリーンオートメーション設計法では、マテハン機器がライン上を移動しながら複数マテハン作業を実行するため、生産要求が変化しても各機器の実行する作業を組み替えることで機器構成の変更を最小限に抑え、変更コストを削減できる可能性がある。しかし、現状の設計法では、将来の変更を考慮していない。そこで本研究では、モンテカルロ感度分析を用いて、将来発生するであろうライン変更で必要となるコスト増加が小さいマテハン機器の組み合わせを選択する設計方法を開発し、自動車のエンジンECUに適用することで有効性を確認した。