表題番号:2018B-101 日付:2019/02/05
研究課題一般化キリングスピノールと幾何構造の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 本間 泰史
(連携研究者) University of Stuttgart Professor U. Semmelmann
(連携研究者) University of Antwerp Professor D. Eelbode
研究成果概要
 ラリタ-シュインガー場について国際共同研究を行った.重力子の超対称性パートナーである重力微子というフェルミ粒子を記述するのがラリタ-シュインガー場であり,物理学で活発に研究されている.今回の研究成果では対称空間,カラビ-ヤウ構造,超ケーラー構造,G2構造などの幾何構造とラリタ-シュインガー場の存在・非存在を明らかにした.また,グラスマン多様体G(2;n)上のディラック作用素に関して国際共同研究を行った.ユークリッド空間や球面上でのクリフォード解析学を,グラスマン多様体G(2,n)へと一般化するという斬新なものである.様々な具体的な公式を得たので他分野への応用が期待される.