表題番号:2018B-081 日付:2019/10/15
研究課題開示水準とコーポレートガバナンス環境:自然実験を利用した会計開示制度の経済分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 大学院経営管理研究科 教授 薄井 彰
研究成果概要
本研究は、グローバリゼーションと金融技術の高度化によって会計制度の基本構造が変容することが会計制度の設計および企業行動に及ぼす影響を歴史的かつ数量的に分析することである。本研究が対象とする会計制度は、利益と資産評価のための情報作成ルール、および利益分配ルールである。本研究では、計量的・歴史的アプローチに基づき、企業構造の変容と会計制度の利害調整機能の関係を調査した。株主、債権者、従業員、経営者の企業所有構造の変容が会計の保守的慣行や報酬契約に及ぼす影響を調査した。