表題番号:2018B-080 日付:2019/10/15
研究課題ビックデータ時代における資本市場の情報開示及び監査の制度設計と維持:理論と実証
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 大学院経営管理研究科 教授 薄井 彰
研究成果概要
本研究では、ビッグデータ利用を前提とした会計理論の研究枠組みを検討した。情報開示および監査の制度は、資本市場の基礎的なインフラストラクチャーであるにもかかわらず、従来型の要約された数値データを基礎としている。伝統的な企業分析でも、年次や四半期の会計数値と市場データを組み合わせたファンダメンタルな指標を利用することが多い。本研究では、ビックデータ環境のもとでの新たな情報開示制度と監査制度を開拓するための基礎的調査を行った。企業会計領域に関しては、ビッグデータに基づいて、会計数値が株式市場の価格形成に及ぼす影響を実証分析した。