表題番号:2018B-064 日付:2019/04/06
研究課題空間の別の空間上の多重度の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 谷山 公規
研究成果概要
正n角形の頂点列a(1), a(2), a(3), ...で全てのiについてa(i), a(i+1), a(I+2)がa(i)をapexとする2等辺三角形の頂点となるものを考える。このような頂点列で正n角形の頂点を全て含むものが存在するための必要十分条件はnが3のべきであることを示した。このことの一般化として、マグマにおける右再帰列と左再帰列を定義して、列がいつ全射になるかを問題提起した。マグマが正の整数mを法とした加法に関する整数群Zの剰余群Z/mZの場合には、再帰列はFibonacci列mod mとなり、全射にいつなるかが完全に決定されている。上記結果のAlexander magmaへの拡張をした。