表題番号:2018B-062
日付:2019/04/08
研究課題斑晶中の元素拡散から探るマッシュ状マグマ再流動化時間・複数噴火のマッシュの関係
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 准教授 | 鈴木 由希 |
- 研究成果概要
榛名火山新期活動(45ka〜)のマグマを研究し、次を明らかにした。1)どの噴火でも結晶に富むマッシュ状珪長質マグマが関与しており、それに高温マグマが注入して噴火に至ったこと、2)マッシュはどの噴火でもデイサイト質である。二ツ岳の2噴火(渋川・伊香保;5〜6世紀)のマグマは互いに良く似ており、同一のマグマ溜りに由来した可能性が高いこと、3)45 ka〜10kaに活動した高温マグマは二ツ岳伊香保噴火(Suzuki and Nakada, 2007)の高温マグマと類似した組成であること。以上に基づき、マッシュ状マグマの噴火準備・誘発過程を探る科研費を申請したところ採択された(2019〜2021年度)。