表題番号:2018B-048 日付:2019/03/11
研究課題亀ヶ岡式土器の秘儀的性格に関する比較民族学的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 高橋 龍三郎
研究成果概要

特別研究期間制度の適用を受け、英国のイーストアングリア大学センズベリー日本芸術文化研究所に客員研究員として在籍し、主に以下の研究を実施した。 1 パプアニューギニアの民族誌に関する文献を収集購読した。 2 亀ヶ岡式土器の精製土器の複雑で煩瑣な土器装飾について、葬送儀礼との関係で読み解き理論的に検討した。成果は2019年2月に浅間縄文ミュージアムで開催された縄文シンポジウムで記念講演(「民族誌から見た土器文様の機能と製作者の精神世界」)した。 3 岡山大学考古学研究会より、2019年4月の「第65回総会」にて記念講演を要請されたので、講演要旨を執筆して提出した。 4 民族誌調査のため、2019年2月、3月にパプアニューギニア民族誌調査を実施する予定であったが、1月下旬に賊団が調査地近くのアロタウ市で警察署を銃撃し多数の死傷者を出す事件が発生したので、安全性に鑑み2月中旬に段階で現地調査を中止した。