表題番号:2018B-037 日付:2019/03/19
研究課題不合理な意思決定の微視的過程の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 竹村 和久
研究成果概要

 本研究では、社会状況の様々な場面で観察される不合理な意思決定についての研究を行い、その問題への処方を提示する研究を行うことを目的とした。不合理な意思決定というのは、意思決定者本人が事後的にそうすべきでなかったと後悔するような決定であると言える。本研究では、この意思決定現象を、個人や集団や組織における意思決定場面において観察し、人々の不合理な意思決定過を測定し、かつその意思決定過程の微視的分析をするための方法論の開発と、その方法論を用いた基礎研究ならびに応用研究を行うことによって、個人および集団が不合理な意思決定に至る過程を明らかにし、不合理な意思決定に陥らない処方的示唆を得るこための研究を行った。