表題番号:2018B-013 日付:2019/02/05
研究課題「エビデンスに基づく政策形成」に対する方法論的観点に基づく実証研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 政治経済学術院 大学院政治学研究科 教授 山田 治徳
研究成果概要
 本研究は、前年度の研究に引き続き、「なぜわが国ではEBPMの導入が進んでいないのか」の問いに対して、「EBPMにおけるエビデンスの問題が、EBPMの本来あるべき形での導入を阻害している」との仮説に基づき、検証を行うことを目的として行った。
 本研究では2つの課題を明らかにする。①EBPMにおけるエビデンスの質についての課題、②わが国におけるEBPM導入に向けた課題である。このうち最初の課題については、EBPMに内在する矛盾とともに、EBPM先進国として称賛されることの多い英国における実相について、日本統計協会発行『統計』(2018年7月号)において、「エビデンスは絶対なのか―エビデンスの限界を知り、EBPMを強固なものにするために」として発表を行った。