表題番号:2018A-060
日付:2019/04/10
研究課題外国人人材養成のための日本語能力判定基準の開発に基づく効果検証
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 国際学術院 大学院日本語教育研究科 | 教授 | 宮崎 里司 |
(連携研究者) | 早稲田大学日本語教育研究センター | 非常勤インストラクター | 中野玲子 |
- 研究成果概要
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本研究の成果として、開発された早稲田介護バンドスケール「WASEDA介護バンドスケール(WKBS: Waseda Kaigo Band Scale) には、以下のような利点がある。
① 外国人介護従事者と日本人介護職員が協力して学習を進めることができる
② 測定に加え、次のステップに到達するための学習内容が示されている
③ 現場の日常業務と日本語学習を結び付けることができる
このWKBSの効果検証を進めることで、さまざまな形態の介護サービスに適応し、介護の基礎知識を持たない外国人人材でも介護の基礎知識と日本語をあわせ学習し、能力を向上させていく仕組みを作ることで、介護サービスの質の確保を目指すことができた。具体的には、技能実習生、EPA、留学生などの在留資格で来日し、各福祉施設に配属された外国人の研修を担当する日本人担当者からフィードバックをもらいながら、改善し、日本語による介護実践能力を向上させるノウハウの開発を目指すことができた。