表題番号:2018A-050
日付:2020/09/11
研究課題将来世代との衡平の確保のための制度構築-オンブズマン制度等の先進事例を中心に
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 社会科学総合学術院 社会科学部 | 助教 | 進藤 眞人 |
(連携研究者) | 法学学術院 | 教授 | 大塚 直 |
- 研究成果概要
将来世代の利益と現在世代の利益の緊張関係が生ずる環境問題においては、世代間の衡平を確保するための制度的枠組の構築が求められる。そのような制度構築の先進事例である、ハンガリーの将来世代オンブズマンやイギリスの気候変動委員会の分析を通じて、世代間の衡平を確保するための制度構築に必要な諸条件を明らかにすることが、本研究の目的である。
文献調査およびハンガリーの元将来世代オンブズマンの本学比較法研究所60周年記念シンポジウムへの招聘を通じて、本研究は、世代間の衡平を確保するための制度構築には、独立性の担保および現世代の利益を代弁する機関との調整手法の確立が必要であることを解明した。