表題番号:2018A-026 日付:2019/04/05
研究課題クメール帝国の地方拠点遺跡と国土統治の空間構造に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 小岩 正樹
(連携研究者) 文学学術院 准教授 田畑幸嗣
研究成果概要
  本研究課題では、クメール帝国の寺院建立の様相や生産組織、設計計画、施工計画の様相などの学術的課題を解決するため、地方の巨大寺院遺跡を対象として調査を行った。2018年度は現在まで調査を行ってきた大プレア・カーン寺院、サンボー・プレイ・クック遺跡群の二地方遺跡を対象に現地調査を行った。いずれもアンコール時代に地方拠点遺跡として機能した重要遺構であり、精緻な実測調査に基づいた基礎資料の作成が急がれている。我々は崩壊の激しいこの二遺構において実測調査、目録作成のための記録調査を行い、地方遺跡の特性を把握するための基礎調査を行った。