表題番号:2018A-010
日付:2019/04/02
研究課題増淵恒吉国語教育実践に関する一次資料の収集・整理とデータ・ベースの作成
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 教授 | 幸田 国広 |
- 研究成果概要
つくば国際短期大学図書館(茨城県土浦市)の「増淵恒吉文庫」(以下、増淵文庫)には、国語教育の遺産ともいうべき貴重な資料が多数収められている。増淵文庫開設からおよそ30年が経過するが、現在も閉架のまま一般公開はされていない。これまで、国語教育研究者の必要に応じて、個別、散発的な資料収集の機会に供されてきたに止まる。蔵書目録はもちろん、資料の分類・整理もなされぬまま、今日に至っている。
このプロジェクトは、早稲田大学特定課題研究助成(課題番号:2018A-010)の選定を受けることができたため、2018年度の4月より一年間をかけて幸田研究室の共同研究として取り組むことができた。つくば国際短期大学学長、図書館長の許可を得、実務的には同短期大学総務課及び図書館司書の高木氏の全面的な協力によって可能となった。また、増淵家のご長男、稔氏には、こうした資料整備と研究への協力とを快くご了承いただいた。2019年2月現在、増淵文庫の4列分の棚を整備し、国語教育関係資料と国文学その他の資料とに大分類し、その中で、全集類、単行本、教科書類、雑誌、メモ類等に区分の上、棚番を振った。本蔵書目録抄は、このうちの国語教育関係資料に限ったものである。今後も目録の完成に向け作業を進め、最終的にデータベースとしての公開を目指している。