表題番号:2017S-198 日付:2018/04/07
研究課題未来を創造するミドルリーダーシップの探索
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 准教授 村瀬 俊朗
研究成果概要

本研究は、ミドルリーダーが部署間の連携を高めるため、どのような心理的・社会的障害を見定め、組織の将来の方向性や価値観の部門を越えた形成を探るのが目的である。2017年の活動は、文献レビューを中心に行った。レビューを通じてわかったのが、共通の価値観や認知(Shared mental model)がチームワークでは重要だが、これらの概念が部門間の連携の状況では応用されていない点である。そして、部門間を越えた共通の価値観を構築するとき、リーダーがどのような行動を取るかもあまり理解されていない。2018年は、この理解を更に具体化し、部門間を越えた価値観を形成する過程のリーダーシップの障害と、その生涯を解消する行動をsense makingshared mental modelの理論に基礎として、モデルを固める。そのモデルに沿ってインタビュー調査を行う予定である。