表題番号:2017S-168
日付:2018/04/04
研究課題韓国語の事態把握と事態把握の異同が日本語の習得に及ぼす影響 -授受表現の産出を中心に-
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 日本語教育研究センター | 講師 | 鄭 在喜 |
- 研究成果概要
- 本研究は、中上級および上級学習者である日本語学習者の授受表現の習得について考察する研究である。日本語の授受表現は、上級学習者であってもその習得およびその運用が難しいとされているが、本研究では、認知言語学の事態把握という概念を取り入れ、母語と日本語の事態把握の異同が習得に及ぼす影響を探った。具体的な調査方法は、まず日本語、韓国語、英語3語の文献を用いた言語類型論分析を行い、そして、実際に日本語母語話者、韓国語母語話者、英語母語話者は授受表現を想定した一連の出来事をどのように言語化するのかを観察するため、産出データを用いた実験的分析を行った。