表題番号:2017S-164 日付:2018/04/09
研究課題留学生の留学生活における経験の質の調査分析-コミュニティへの参加と日本語学習の観点から-
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 日本語教育研究センター 准教授 寅丸 真澄
研究成果概要

本研究の目的は、コミュニティへの参加と日本語学習の観点から留学生活の経験の質の実態を明らかにし、留学生のキャリアを踏まえた留学生支援の在り方を検討することである。学生6名を対象に定期的なライフストーリー・インタビューを行った結果、留学生活や進路に対する目的意識と情報収集力の高低により、コミュニティへの参加度や活用度、日本語学習の動機づけが異なることが明らかになった。以上から、将来に役立つ満足度の高い留学生活を送るには、留学生活や進路に対する目的意識と情報収集力が重要であることが示唆できる。留学生支援では、留学の初期段階から目的を意識化させ、十分な情報リソースを提供することが必要であると言える。