表題番号:2017S-145 日付:2018/04/09
研究課題アレキサイミア傾向の違いによる安静時脳活動の差異の検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 助手 光山 裕生
(連携研究者) 早稲田大学人間科学学術院 教授 野村 忍
研究成果概要
 アレキシサイミアは自身の感情を識別・言語化できないというパーソナリティである。アレキシサイミアの人は感情認知時に脳機能障害を持つことが明らかになっている。本研究では、アレキシサイミアの安静時の脳活動についての検討を行った。
 アレキシサイミア傾向の高群と低群間で、安静時の脳の機能的接合(functional connectivity)を比較したところ、有意な差は認められなかったものの、大きな効果量が認められ、高群のほうが左上側頭回と前頭前皮質の機能的接合が低かった。今後、実験参加者の数を増やすことで検定力を高め、再検討を行う予定である。