表題番号:2017S-140 日付:2018/04/02
研究課題20世紀初頭から半ばにおけるテュルク系亡命者・移民とユーラシア東西の交渉
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 助手 小野 亮介
研究成果概要
 本研究では、①亡命トルコ史研究者Z.V.トガンの活動と民族主義思想、②1950年代における新疆カザフ難民のトルコ移住、③戦中期における在日タタール人を考察対象とした。
 まず③に関し、タタール語紙『民族の旗』コレクションを所蔵する島根県立大学メディアセンターを訪れ、在日・在満タタール人のトルコへの移住などに関する記事を収集した。
 ①、②についてはトルコ、ハンガリーに出張し、調査を実施した。①については、ブダペシュト民俗学博物館で資料調査をしたほか、トルコで関連書籍の購入に努めた。②については、移住過程について元難民1世にインタビューしたほか、現地の研究者と12月実施の国際ワークショップについて打ち合わせをした。