表題番号:2017S-138
日付:2018/02/28
研究課題歴史生態学から見るメラネシアの人間-サンゴ礁関係:ソロモン諸島の海上居住民の事例
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 講師 | 里見 龍樹 |
- 研究成果概要
- 2017年度における研究課題は、メラネシア(南西太平洋)のサンゴ礁で独特の海上生活を営むアシ(海の民)と呼ばれる人々を対象とし、人間生活と自然環境の相互構成の歴史に注目する「歴史生態学」のアプローチをとることで、「人間-サンゴ礁関係の文化人類学」という新領域の開拓を目指すものであった。具体的な研究項目としては、①アシにおけるサンゴ礁の民俗生態学、②メラネシアの歴史の中の人間-サンゴ礁関係、③アシの漁撈活動および慣習的海洋資源管理の歴史と現代的変容、④環境変動や自然災害との関わりにおける、アシの海上居住の歴史と現状、を設定し、それぞれの主題について検討を進めた。