表題番号:2017S-114
日付:2018/03/12
研究課題Multi-Organ Metastasis誘導遺伝子HNF1Bの分子機序解明
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 先進理工学部 | 助手 | 中山 淳 |
- 研究成果概要
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がんの遠隔転移においては、転移先臓器ごとに特徴的な転移制御遺伝子の発現変化が重要であることが明らかとなっている。我々はこれまでに、乳がんERBB2遺伝子増幅領域(17q12.21)に存在するHNF1Bが、乳がんの多臓器転移(Multi-Organ Metastasis:MOM)を亢進する遺伝子であることを見出した。また、このHNF1Bは恒常的なSTAT3のリン酸化を引き起こすことから、本研究ではHNF1B-STAT3と転移の関係性について評価を行った。
この活性化STAT3はJAK阻害剤であるRuxolitinibによって抑制できるため、HNF1B-ERBB2発現NMuMG細胞をヌードマウスに移植し、Ruxolitinib投与群と未投与群における転移巣の比較解析を行った。