表題番号:2017S-100 日付:2018/03/29
研究課題形状記憶合金ワイヤの微小振動を用いた触覚感覚の呈示に関する研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 先進理工学部 教授 澤田 秀之
(連携研究者) 先進理工学部 教授 橋本周司
(連携研究者) 先進理工学部 助手 三輪貴信
研究成果概要

申請者らはこれまでに、形状記憶合金(Shape Memory Alloy: SMA)の細線がパルス電流により高速に振動を起こす現象を発見した。本研究では、SMAワイヤの微小振動を高速度カメラで撮影、観測することにより、振動形態のダイナミクスの解析をおこなった。また、パルス電流の周波数、デューティ比、振幅などを制御することにより、様々な振動と触覚刺激が得られることを見出した。超小型・低消費電力駆動が可能な微小振動アクチュエータとしての特性の調査をおこない、微小振動を利用して手指に様々な触覚感覚を提示可能な触覚ディスプレイを構築した。更に、新しい触覚インタフェース装置として実装と評価をおこなった。