表題番号:2017S-038
日付:2018/04/08
研究課題省察的実践研究の国際的動向-フランス語圏に着目して
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 助教 | 矢内 琴江 |
- 研究成果概要
本研究の目的は、フランス語圏、特にカナダ・ケベック州における高等教育機関での省察的実践研究の学術的受容と、実践的な受容の動向を明らかにすることである。本研究では、ケベックで省察的実践研究が紹介された背景に、ケベックの静かなる革命の中での修道会のカリキュラム編成、また、高等教育機関における専門職養成の組織体制やカリキュラムの変革の経験があったことを明らかにした。また、このプロセスを作ってきた一人、イヴ・サン=アルノーらが、自ら専門職養成に取り組む中で、ドナルド・A .ショーンの省察的実践研究に学び、実践科学という言葉で実践から知を生成する研究の方法を探究したが、それを説明した論文を翻訳した。