表題番号:2017S-032 日付:2018/02/22
研究課題碑刻史料の収集・精査による前近代中国華北「民族」アイデンティティの研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 准教授 飯山 知保
研究成果概要
  新出碑刻史料集購入をすすめ、所収の碑刻史料の精読・分析を行い、10~17世紀中国華北における、金元時代の「先塋碑」(家系の系譜の記録・保存に特化した碑刻類型)が、後世の人々のアイデンティティおよび親族集団の形成・維持にいかなる影響を及ぼしたのかを研究した。その成果にもとづき、AAS-in-Asia 2017(韓国・高麗大学)およびThe Second Conference on Middle Period Chinese Humanities(オランダ・ライデン大学)で研究発表を行い、それぞれ有益なコメントを得ることができた。また、早稲田大学学内においても、2017年度早稲田大学史学会大会において、関連する研究発表を行い、アジア史のみならず、日本史・西洋史・考古学を専攻する参席者から様々なコメントを得た。