表題番号:2017S-030
日付:2018/04/02
研究課題イタリア対抗宗教改革美術の展開と日本におけるその受容-S・プルツォーネを中心に
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 文学学術院 文学部 | 教授 | 児嶋 由枝 |
(連携研究者) | 文学学術院 | 教授 | 児嶋 由枝 |
- 研究成果概要
報告者はイタリアにおける対抗宗教改革美術の展開を、最近の研究の成果を踏まえて再検討するとともに、東アジア、特に日本におけるその受容の様相を明らかにするこという大きな視野のもとに、本研究においては特に、対抗宗教改革美術を代表する画家として近年研究が進んでいるシピオーネ・プルツォーネが描いた聖母像のコピーの伝播に焦点をあてて、研究を進めた。
そして、大阪南蛮文化館蔵《悲しみの聖母》が、一連のプルツォーネ周辺に帰される《聖母像》群に連なるものであり、さらに、このこの類型の《聖母像》がムガル朝第四代皇帝ジャハーンギールに愛され、ムガル朝細密画に描かれていることを明らかにした。