表題番号:2017S-028 日付:2018/04/05
研究課題オーソン・ウェルズのテレビ作品における「語り」についての研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 助手 川崎 佳哉
研究成果概要
本研究課題「オーソン・ウェルズのテレビ作品における「語り」」では、映画監督として知られているオーソン・ウェルズのテレビ作品について、とりわけ「語り」という観点から分析・研究した。研究を進めていくなかで、ウェルズがテレビを映画よりも演劇と近いものとして捉えていたことが明らかになってきた。それ故、3月にはインディアナ大学ブルーミントン校のリリー・ライブラリーに収蔵されているウェルズ関連資料、とりわけウェルズの演劇観を伝える講演原稿やメモを調査した。このリリー・ライブラリーでの資料調査によって、ウェルズのテレビ作品と演劇性との根底的な関係性を明らかにすることができた。