表題番号:2017K-366
日付:2018/03/21
研究課題進化と分類における理科教材として透明骨格標本プラスチックの有効性を検証する研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 高等学院 | 教諭 | 加藤 陽一郎 |
- 研究成果概要
【概要】透明骨格標本を樹脂に包埋した透明骨格標本プラスチックという理科教材を開発し、中学理科の進化分野において、教材としての有効性を検討した。
【成果】透明骨格標本プラスチックの作成技術を用いて、進化の相同器官に関する教材として、ウズラの翼、ツメガエルの前肢を比較検証した。これらの試料を中学生にスケッチさせ、各骨の名称を調べさせ、骨の学習をさせた。その結果、両生物の比較により、「働きは異なるが基本的な内部構造が同じ」という相同器官の特徴を生徒が理解することができた。教科書にある通り、基本的な内部構造の例として、脊椎動物の骨格を示すことができた。
【公表】日本理科教育学会第67回全国大会にて、研究の成果の一部を口頭発表で公表した。