表題番号:2017K-326
日付:2018/04/07
研究課題筋量の簡易評価指標としての下腿周囲径と体力との関連
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 | 助手 | 川上 諒子 |
- 研究成果概要
- 本研究では、筋量の簡易評価指標としての下腿周囲径と体力との関連について横断的に検討することを目的とした。対象者は40歳以上の中高齢男女898人であった。立位時の下腿最大周囲径、握力および脚伸展パワーの測定を行った。下腿周囲径は、握力(r=0.58)および脚伸展パワー(r=0.59)との間に中程度の正の相関関係が認められた。ROC曲線による解析の結果、低筋量者(握力:男性<30kg、女性<20kg)を予測するための下腿周囲径のカットオフ値は男性27.5cm(感度67%、特異度64%)、女性25.3cm(感度60%、特異度62%)であった。以上より、精度はそれほど高くはないものの、下腿周囲径計測によって低筋力の簡易評価が可能であることが示唆された。