表題番号:2017K-299
日付:2018/03/25
研究課題職場ストレスマネジメント実践における「努力-報酬不均衡モデル」活用の効果検討
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 教授 | 嶋田 洋徳 |
(連携研究者) | 人間科学研究科 | 大学院生 | 山岡恒祐 |
(連携研究者) | 人間科学研究科 | 大学院生 | 前田駿太 |
- 研究成果概要
- 本研究では認知行動療法に基づいたストレスマネジメントプログラムを職場に特異的な問題努力−報酬不均衡状態Effort-Reward Imbalance以下ERIとするに焦点化することによる効果を検討することを目的とした。研究参加者は20歳以上の勤労者計40名であった。参加者はこれまでの介入を実施する「標準群」とERIの改善に焦点を当てた介入を実施する「追加群」に割りつけられた。効果測定にあたってはERI心理的ストレス反応の主観評価に加えて起床時コルチゾール反応を指標として用いた。データ解析の結果ERIおよび心理的ストレス反応に対しては追加群において大きな改善が見受けられた。一方で起床時コルチゾール反応に関しては介入に伴う改善は確認できなかった。