表題番号:2017K-291
日付:2018/02/22
研究課題耐熱性と低温活性を両立した酵素の創成
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 人間科学学術院 人間科学部 | 准教授 | 赤沼 哲史 |
- 研究成果概要
- 好熱菌酵素は優れた耐熱性を持つが、低温では活性が大幅に低下する。これまでの研究では、高度好熱菌Thermus thermophilus由来3-イソプロピルリンゴ酸脱水素酵素(IPMDH)のアミノ酸配列と、大腸菌由来IPMDHのアミノ酸配列を比較し、両者でアミノ酸が異なる部位に、常温菌IPMDHに見られるアミノ酸を好熱菌IPMDHにアミノ酸置換により導入した変異型酵素を作製した。今年度は、すでに作製された変異型酵素の詳細な触媒活性の解析をおこなった。その結果、わずか3アミノ酸置換によって、好熱菌酵素の高い耐熱性を損ねることなく、低温活性を常温菌酵素と同程度にまで改善できることを明らかにした。