表題番号:2017K-285 日付:2018/04/04
研究課題条件不利地域農業・資源管理の担い手システム再建に関する研究―広域拠点経営体の意義と課題―
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 人間科学学術院 人間科学部 教授 柏 雅之
研究成果概要

 中山間地域農業の担い手システム再建が急務である。従来その担い手として集落営農に脚光が集まっていたが、過疎化による労働力脆弱化と集落機能衰退によって、集落営農のみで広範な中山間地域農業・資源管理の担い手と位置付けることは限界がみえてきた。本研究では、集落営農を補完・代替するためのもうひとつの担い手システムとして旧村・戦後合併市町村レベルでの広域型担い手の必要性を提起している。本研究では、山口県における広域経営法人の展開動向に関する資料収集やヒアリングを行った。また、県立広島大学と連携を進める中で広島県内での担い手システム広域化の様態を分析し、その成果を広島市内でのシンポジウム式で報告した。