表題番号:2017K-263 日付:2018/02/19
研究課題プレミアム・スポーツコンテンツ実現のための実時間スポーツ解析システムの実現
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 教授 池永 剛
研究成果概要
複数の高精細ビデオカメラから撮影した実試合の映像を入力とした完全自動3次元スポーツシーン解析技術の検討を行ってきている。本研究では、スポーツTV中継等の応用をにらみ、既提案のアルゴリズムに対し、GPUを用いる事により、実時間化(60fps)を行うことを目標として検討を行った。視線を優先するスレッド割り当て方法、バイナリ探索に基づく再重み付け並列化手法を提案し、処理の高速化を可能にした。GPU上に実装した結果、99.23%の追跡精度を保ったまま、3.4msで処理(CPU実装の20倍以上)できることを確認した。本研究に関連する成果として、3件のIEICEの英文誌、7件の国際会議に採択された。