表題番号:2017K-261
日付:2018/03/05
研究課題第5世代移動体通信用マイクロ波高線形・低消費電力CMOSパワーアンプ回路の研究
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 理工学術院 大学院情報生産システム研究科 | 教授 | 吉増 敏彦 |
- 研究成果概要
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第5世代移動体通信に用いる電波の候補の一つに14GHz帯がある。本研究課題では、14GHz帯の電波を想定して、パワーアンプの新規回路方式を創出した。デバイス技術はSi CMOSを用いた。パワーアンプのバイアス回路として、従来のカレントミラー回路を改良し、入力パワーに応じて、適応的に電圧が可変する新たなバイアス回路を考案した。その結果、パワーアンプは線形パワー=20 dBm(100mW)、電力付加効率が40%以上、電力利得は13 dB以上、入出力反射係数は-10dB以下の良好な特性が得られた。