表題番号:2017K-223 日付:2018/04/04
研究課題メキシコ繊維産業とアパレル産業女性労働者の関連をプロト工業化論から考える
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 創造理工学部 准教授 岡田 敦美
研究成果概要
本研究は、従来行ってきた、メキシコシティの地震研究との関連で浮かび上がってきた、アパレル産業集積地帯の存在を出発点とするものである。本研究は、従来行ってきた、1985年のメキシコシティの地震についての研究との関連で浮かび上がってきた、アパレル産業集積地帯Aの存在を出発点とするものである。本研究では、A地域の産業の発展のあり方やその起源との関連において、繊維産業の発展について考察した。

アパレル産業(縫製業)は、素材産業である繊維(紡績)産業と、その加工産業という意味で、密接な産業だと考えられる。が、アパレル産業の成立の条件は、常に繊維産業の存在を条件とするのかどうか、あるいは繊維産業のある場所は、アパレル産業が育つ好条件が備わっているのか、即ち両産業はどのような関係にあるのかを検討した。また、それに先立ち、メキシコの繊維産業の特質や歴史的経緯、その工程などについて、基礎的な情報を収集した。