表題番号:2017K-168 日付:2018/03/27
研究課題静粛超音速機用インテークのバズ発生限界の推定
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 理工学術院 基幹理工学部 教授 佐藤 哲也
研究成果概要
現在JAXAで研究開発が進められている静粛超音速機用インテークバズ現象について、数値流体解析による現象解明を行った。インテークバズは低流量作動領域で発生する衝撃波の自励振動で、インテーク形状や主流条件、後方の圧力条件等、様々な要因によって特性が異なり、バズの発生条件やメカニズムに関する知見は十分ではない。本研究の結果、始動状態からバズに遷移する途中に微小振動を伴う剥離状態があることを見出した。また、機体とインテークを統合した数値解析をJAXAで実施した風洞実験と比較し、バズが発生する条件が一致し、インテーク単体の場合とは条件が異なることを確認した。