表題番号:2017K-141 日付:2018/04/09
研究課題組織のサスティナビリティ実現に必要な要因の探求
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 大月 博司
研究成果概要

本研究は、組織のサスティナビリティについて、組織が本来志向する経済性とそれと相反する社会性の両立の観点から、その決定的な要因を探ることを目的とした。

そこで、組織の存続図式である誘因・貢献理論の限界を明らかにした上で、今日のサスティナビリティ問題が、地球環境ばかりでなく、社会・文化システム、組織システムなども視野に置くべきテーマだと措定しながら、組織のサスティナビリティにフォーカスした。そして本研究では、組織のサスティナビリティにとって、誘因・貢献理論の限界(直接的・相互依存にある点)を明らかにするとともに、組織外からも間接的に組織のサスティナビリティに影響する要因があるはずとの観点から、正統性を軸に分析を試みた。