表題番号:2017K-139
日付:2018/04/04
研究課題長寿企業における付加価値分配に関する分析
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 商学学術院 商学部 | 教授 | 大鹿 智基 |
(連携研究者) | 関西学院大学 | 教授 | 阪智香 |
- 研究成果概要
- 本研究では、Oshika and Saka (2015)における分析結果を精緻化を目指した。Oshika and Saka (2015)では、企業の生み出す付加価値を分配面から測定したうえで、長寿企業においては株主以外へのステークホルダーへの付加価値分配率が高いことを実証的に観察した。具体的には、債権者(支払利息)、政府(税金費用)、および従業員(人件費)への分配額を合計した額を株主以外のステークホルダーへの付加価値分配として、また配当金額を株主への付加価値分配として測定し、両者の合計を企業全体の付加価値として定義した。また、創立後100年以上経過した企業を長寿企業として分類し、株主以外のステークホルダーへの付加価値分配率が長寿企業において高いという分析結果を得た。この研究成果についてはSocial Responsibility Journalへ掲載された。