表題番号:2017K-138 日付:
研究課題米国太平洋沿岸北西地域における貿易定型取引条件に関する2017年調査
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 田口 尚志
研究成果概要

本研究は,貿易定型取引条件の世界的な規律ルールとして知られるインコタームズの将来に資することを目的として,貿易取引に必要不可欠な貿易定型取引条件について考究するものである。申請者は,2017年度の1年間,米国シアトルでの在外研究期間を得たことから,同地域で用いられている貿易定型取引条件について,取引実務に従事している実務家の声を中心に,取引の現場で生じている各種の問題などを収集する手法でもって研究を進めることを企図していたが,やむを得ない事情から文献研究を中心とする手法に変え,同地域に限定されない形での貿易定型取引条件の考察にあたった。

大学図書館や近隣図書館のインターライブラリー・サービスを活用し,関連資料を渉猟したうえでの考察の結果,近年ICCによる貿易定型取引条件の扱いがいわゆるSCM系にやや偏向しているきらいがあることを指摘し,傭船契約系の取引条件の分析ももう少し考慮に入れられるべきではないかとの結論に至り,現在,鋭意,傭船契約系で利用される取引条件に焦点を当てて考察を行っている次第である。