表題番号:2017K-133 日付:2018/03/29
研究課題ニコラウス・クザーヌスの哲学の総合的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 商学学術院 商学部 教授 八巻 和彦
研究成果概要
今年度の研究は、2017年4月末に『クザーヌス 生きている中世--開かれた世界と閉じた世界』(ぷねうま舎、総頁数509頁)を早稲田大学商学部の出版助成を受けて刊行したあと、2017年7月のドイツでの研究発表 、同年9月の研究論文 'Der Zusammenhang von Ort und Person bei Nikolaus von Kues' の刊行 (COINCIDENTIA所収)さらに同年11月にドイツでのニコラウス・クザーヌスについての自身の専門書 "Anregung und Uebung--Zur Laienphilosophie des Nikolaus von Kues" (Muenster, 2018) pp. 405 を早稲田大学商学部の出版助成を受けて刊行するという形で、これまでの自身のクザーヌス研究をまとめることができ、実り豊かに進めることができたと言えるだろう。
 今後の課題としては、クザーヌス思想について自身の日本語の研究論文をまとめて一書として刊行することであるが、これは、すでに出版社も決まっており、準備作業も進んでいるので、2018年8月末までには実現されるであろう。