表題番号:2017K-114 日付:2018/03/28
研究課題近世日本の宗教的秩序と異端的宗教活動
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 教育・総合科学学術院 教育学部 教授 大橋 幸泰
研究成果概要
 本研究は、潜伏キリシタンとそれに関連する問題を扱う、科研費の共同研究「近世日本のキリシタンと異文化交流」とは異なり、キリシタン以外の異端的宗教活動や、近世秩序の枠組みからはみ出ない宗教教活動をめぐる問題について扱おうとするものである。具体的な材料として、新潟県地域における浄土真宗の史料群の調査を想定して作業を始め、越後国蒲原郡帯織村の浄土真宗大谷派末寺本龍寺に寄託されている岩崎家文書の所在情報を得た。総数数百点の史料群は、近世日本の村社会の実態のみならず、浄土真宗寺院と村社会との関係を考える上で、豊富な材料を提供してくれる。まずは目録の作成から進め、現在作業中である