表題番号:2017K-110
日付:2018/04/02
研究課題古代日本語述語形式の検討―現実/非現実概念を軸に―
研究者所属(当時) | 資格 | 氏名 | |
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(代表者) | 教育・総合科学学術院 教育学部 | 教授 | 仁科 明 |
- 研究成果概要
今年度は、非現実を表す述語形式のうち、上代語の希望・願望表現形式に焦点をしぼって研究を行った。
とくに、「もが(も)」が述語と結びついてその実現・成立への希望を表す用法-述語形式の意味を分出活用形と結びつけて理解しようとする立場からは問題が多い-について、名詞に下接する用法との関連で理解する立場から議論をまとめ、口頭発表を行った。
また、そこから派生して、現代語の一語文についても考えがすすんだため、議論をまとめ、これについても口頭発表を行った。