表題番号:2017K-090 日付:2018/03/22
研究課題東アジア動物慰霊碑の研究-日本との関係を中心に-
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文学部 教授 真辺 将之
研究成果概要
中国・黒竜江省東寧市に調査に赴いた。東寧市内に散在していた碑文が、東寧要塞博物館に集められたとの情報を事前に得ていたが、多くはレプリカであり、元の場所に残っているもの、および所在不明になってしまったものが多数あることが判明した。そこで、東寧市内を調査し、民主村にて「馬頭観世音菩薩」碑と、忠魂碑の所在を確認した。
その後、この「馬頭観世音菩薩」碑と、忠魂碑の設立当初の状況を示す満洲駐箚日本軍に所属していた獣医の旧蔵資料を入手できた。
このほか、河南省封丘県の「愛馬之碑」に関係する資料の調査も行った。また台湾所在の動物慰霊碑についても、特に戦後のものを調査し、これは近い将来論文化する予定である。