表題番号:2017K-061 日付:2018/02/21
研究課題パーソナリティ特性の時代変化に関する検討
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 文学学術院 文化構想学部 教授 小塩 真司
研究成果概要
 本研究は,日本人の心理的特質を時間横断的メタ分析によって検討することである。時間横断的メタ分析とは,論文に記載された平均値等の統計量について,そのデータが収集された調査年ごとに統合することで,心理学的概念の時代的な変化を明らかにするメタ分析の一手法である。今年度は既存の論文に記載された自尊感情尺度の平均値を引き続き収集することで,これまでに行われた平均値の時代変化の傾向が再確認された。具体的には,平均値の継続的な調査年度に伴う低下が確認された。また,新たな試みとして,韓国における自尊感情尺度の平均値の収拾も行われた。今後,得られたデータを分析し,日韓で比較を試みる。