表題番号:2017K-048 日付:2018/03/21
研究課題民事訴訟制度に対する利用者評価の分析
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 法学学術院 大学院法務研究科 教授 菅原 郁夫
(連携研究者) 一橋大学 教授 山本和彦
(連携研究者) 早稲田大学 准教授 石田京子
(連携研究者) 北海道教育大学函館校 准教授 今在慶一朗
(連携研究者) 第二東京弁護士会 弁護士 岩崎政孝
(連携研究者) 東京弁護士会 弁護士 大坪和敏
(連携研究者) 東京地方裁判所 判事 岡崎克彦
(連携研究者) 東京大学 教授 垣内秀介
(連携研究者) 早稲田大学 教授 勅使川原和彦
(連携研究者) 東京高等裁判所 判事 西村英樹
(連携研究者) 学習院大学 教授 長谷部由起子
(連携研究者) 慶應義塾大学 教授 三木浩一
(連携研究者) 京都大学 教授 山田文
研究成果概要
 本研究は、2016年民事訴訟利用者調査の結果を分析し、制度改革のための基礎資料の提示を目的としている。その主な結果として、代理率の増加と依頼時期の前倒し傾向が見られ、訴訟に要する費用に関しては評価の改善がみられ、審理時間評価に関しては、僅かずつ評価が下がっていることが示された。訴訟過程、裁判官、弁護士の評価に関しては、いずれも中間評価が増え、明確な評価が減少するといった共通した変化がみられた。制度全般の評価に関しては、多くの項目で過去の調査と比べ大きな変化はなかったが、制度の満足度に若干の改善がみられた。しかし反面、再利用意志や推奨意志に関しては、2006年調査から一貫した低下傾向が見られた。