表題番号:2017B-346 日付:2018/04/03
研究課題CTによるプログラミング教育の数学における実践的研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 高等学院 教諭 吉田 賢史
(連携研究者) 甲南大学 共通教育センター 講師 篠田 有史
(連携研究者) NPO法人 アクティブ・ラーニング・アソシエーション 理事 大脇 巧己
(連携研究者) 甲南大学 知能情報学部 教授 松本 茂樹
研究成果概要

本研究では,ノートテイキングの結果を教室内で共有し,相手に伝えたいことをどのように表現すればよいかを,コンピュテーショナル・シンキングの視点からイメージの言語化とその単語を論理的に並べる活動を展開した.その結果,言語優勢の学習者は,教科書の解答に似た解法を記し,その他の表現は解法に記されなかった.一方,感覚優勢の(非言語コミュニケーションを得意とする)学習者は,単語や図を描き上げるステップが必要であり,それを並べることに困難さを感じていると推測される.さらに,ディジタル教科書を活用している教科の協力を得て,教科書のページ送りのログを解析し,ログと学習者の視覚データの入力処理の傾向を調査した.