表題番号:2017B-324 日付:2018/04/06
研究課題戦後文芸批評におけるジェンダー構築の研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) 国際学術院 国際教養学部 教授 榊原 理智
研究成果概要
 本研究は、敗戦直後から現在にいたる文芸批評において、ジェンダー、特にホモソーシャリティ(女性を媒介にした異性愛男性同士の社会的絆)が果たした役割を問うものである。本年度においては、ホモソーシャリティに関する研究のもっとも進んだ米国のクィアおよびジェンダー・スタディーズの研究者との意見交換を行うべく、米国のAssociation of Asian Studiesの年次大会(2018年3月22日-25日)に参加し、クィア研究の視座を戦後の文芸批評に応用するための知見を得た。また、敗戦後の日本のナショナル・アイデンティティ構築関連するパネルのコメンテーターとして登壇し、この問題がジェンダーと関わっていることを指摘するコメントを行なった。