表題番号:2017B-310 日付:2018/02/28
研究課題就労者の座りすぎを防止するためのガイドラインの開発
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 岡 浩一朗
(連携研究者) スポーツ科学学術院 准教授 石井香織
(連携研究者) 筑波大学体育系 准教授 柴田愛
研究成果概要
本研究の目的は、就労者における就業日の座位行動とワーク・エンゲイジメントおよび労働生産性との関連について検討した。社会人口統計学的要因中等度強度以上の身体活動、就業日の座位時間割合を調査した。ワーク・エンゲイジメントおよび労働生産性についても評価した。就業日の座位行動割合は平均70.0%であった。ロジスティック回帰分析の結果、4050代においてのみ座位行動の割合が高い者は低い者よりもワーク・エンゲイジメントが低かった。また、2030代においてのみ、座位行動の割合が高い者は低い者よりも労働生産性が低かった。就労者の労働生産性を高めるために、就業日の座位行動を減少させる取り組みの必要性が示された。