表題番号:2017B-308 日付:2018/03/29
研究課題文化資源としての民族スポーツ研究
研究者所属(当時) 資格 氏名
(代表者) スポーツ科学学術院 スポーツ科学部 教授 寒川 恒夫
研究成果概要
民族スポーツは、IOC系列の国際スポーツと違って、特定の民族や地域に限っておこなわれる伝統的なスポーツをいう。こうしたスポーツは、これまで近代化の浸透とともに消滅を余儀なくされたが、近年、これを文化資源・観光資源として活用する動きが政策次元で着手されるに及び、その復活が活発になってきた。ユネスコが2003年に採択した人類無形文化遺産制度が、その動きを加速させている。本研究は、単年度研究であるため対象をアジアの武術系民族スポーツに限定し、中国武術、台湾の漢族と原住民の武術、日本の沖縄空手、韓国武術、タイのムエタイを取り上げ、その文化資源化・観光資源化の実態を明らかにした。